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地壮星 母夜叉 孫二娘(そんじじょう)


必殺人肉饅頭


「孫」さん家の「二番目のお嬢さん(二娘)」なので「孫二娘」。
母夜叉というあだ名が示すとおり、眉は殺気をたたえ、眼は凶光を放つという殺気ムンムンのお姐さん。
菜園子の張青と夫婦で十字坡で茶店を開く。
しかしその店の実体は、客を殺して金品強奪し、肉は饅頭の餡にしてしまう恐怖の人肉料理屋である。
何だかホラー漫画のタイトルようだが、この店以外にも思わず宋代に生まれなくてよかったと呟きたくなるほど
人肉居酒屋は何度も登場する。
夫に言い含められているにもかかわらず、どうも肉たっぷりの人間を見ると押さえがきかなくなるようで、
でっぷり入道の魯智深や大男の武松をターゲッティングした。
だが殺る気ギンギンの熱い眼差しに身の危険を察知した武松は酒を飲まず、隙をついて逆に孫二娘を押さえ込んで
しまった。
ちなみに魯智深の時は解体寸前に張青に見つけられ未遂。
人生何が縁になるかわからないもので、この事で武松らニ竜山の一連と交流を持つようになる。
幻想水滸伝⇒ セイラ
洗濯好きな女性。だからといって家庭的でおしとやかな性格かというとそうではない。

地劣星 活閃婆 王定六(おうていろく)


足の速さはNo.2(らしい)

張順が安道全を強奪という名の勧誘に行く途中に立ち寄った酒屋の息子。
梁山泊に憧れていたがコネがないので入塞できずにいた所張順と出会い、運のいい事に張順を殺そうとした強盗の事
を知っていた。
その強盗は、船に乗せた客を河の真ん中で身ぐるみ剥いた後、縄でぐるぐる巻きにして河に叩き込むという
えげつない事をしているのだが、よく考えてみると、張兄弟も似たような事をしていたのだから張順に怒る権利は
ないはず。
とにかく、王定六のタレコミにより、その強盗もあえなく川の露と消えたのだった。合掌。
その後、安道全を捕獲した後、はれて入塞することになる。
足が速いので活閃婆(稲妻の神)らしいが、梁山泊には人外的な脚力を誇る戴宗の兄貴が既にいるので、
彼の俊足を発揮する機会は登場しなかったのが少々残念。
幻想水滸伝⇒ サンスケ
風呂職人。いつも笑っているように見える。どう見ても中年だが実は24歳。

地健星 険道神 都保四(いくほうし)


頭領=旗持ち??

険道神とは葬式の柩を導く大男の神の事。それ位物騒な男という事だろうか。
身の丈一丈(約3m)のありえない位の超大男。
段景住の盗んだ名馬を盗み、さらに今度は楊林・石秀・段景住の三人が買い付けた馬を盗んだ。
こう書くと何だかすごい奴のように聞こえるが、第二次曾頭市戦争時に曾頭市側が劣勢になった際、あっさり
人質として梁山泊に差し出される。
可哀想と一瞬思ったが、郁保四自身も梁山泊の地位に目が眩んであっさり曾頭市を裏切るのだから
どっちもどっちだ。
入塞後はその身長を生かして旗持ちになった。身長を生かす、というより遠まわしの嫌がらせのような気が
するのだが。
幻想水滸伝⇒ クロン
町の名前を言うのが好きな男の子。ある意味RPGになくてはならない存在。

地耗星 白日鼠 白勝(はくしょう)


北斗七星じゃない星辰網メンバー

昼間から鼠のようにコソコソ盗みをしているので白日鼠。晁蓋に世話になっていた博打打ちの一人。
晁蓋の見た北斗七星の夢にこじつけたような理由で星辰網(誕生日祝い)強奪計画のメンバーの一人にされた。
いくら「白勝」だからといって「北斗七星の傍の白い星」になぞらえるのは無理があると思うが
星辰網強奪成功後、目撃者の証言により役人に急襲され、証拠品を発見された為、そのまま御用とあいなった。
病身だったにも係らず情け容赦のない拷問を受け、ついに晁蓋の名を白状してしまう。
晁蓋のピンチを救うのが、やっと登場の主人公・宋江なのだ。
このまま話は宋江に移ってしまうのだが、後にこっそり脱獄している。
その後は高廉の肩を射った位で影がうすくなっている。他のメンバーが目立っているだけに哀れ。
席順の差も激しいし、やはり北斗七星じゃないのがいけなかったのだろうか。
幻想水滸伝⇒ テンプルトン
地図作りが生き甲斐の男の子。一つの村よりも地形が大事らしい。
最短クリア推奨アイテム「水滸図」をくれる。

地賊星 鼓上蚤 時遷(じせん)


盗みと放火が十八番

太鼓の上で跳ねる蚤のようにすばしこく身軽なので鼓上蚤。
盗みで生計を立てている。以前捕まった時にそこで牢役人をしていた楊雄に助けられ、それ以来楊雄を慕っていた。
その楊雄と石秀が梁山泊に入塞する密談をしているのを木の上から聞き、
共に入塞したいと申し出る。この時、二人を驚かせているが、命の恩人をビビらせるというのはどうだろう。
この途中に宿屋から時を告げる大切な鶏を盗んだせいで、祝家荘、李家荘、扈家荘を巻き込んだ大合戦が
始まってしまう。
まさに大山鳴動して鶏一羽、といったところだが、事の始まりを三家荘が知ったら浮かばれないだろう、これは。
ともあれ、「徐寧(無理矢理)入塞作戦」の時は家宝の甲(鎖鎧)を盗んだり、
「盧俊義救出そのまま強制入塞作戦」時は放火して合図を出すなど、かなり元職が生かされている人物。
持ち前のすばしこさで偵察もよくするがよく捕まる
幻想水滸伝⇒ クリン
こちらも泥棒。放火もバッチリ。レパント(盧俊儀)の家宝の剣を主人公(宋江)たちに盗ませようとする。
バレてすまきにされたが、いつのまにか仲間になっていた。

地拘星  金毛犬 段景住 (だんけいじゅう)


うっかり馬泥棒

髭が黄色なので金毛犬。でも髪は赤毛というありえない遺伝子を持つ男。
北方の金国の近くで馬泥棒をしていた。宋江一行が樊瑞らを仲間にして梁山泊に帰る途中に登場した。
梁山泊に入る為の紹介状代わりとして金国の王子のもつ名馬(照夜玉獅子)を盗み、
それを宋江に献上しようと思っていたが、その馬を都保四に強奪されたので、
結局手ぶらで宋江たちに会い、「梁山泊にいれて欲しい」と申し出る。
かなり恥ずかしいまぬけっぷりだが、そんな彼を好漢だと判断した宋江もかなり紙一重な感じだ・・・。
『二度あることは三度ある』の諺どおり、後日馬の買い付けをした際に再び都保四に馬を奪われている。
さらに、この事が発端となって晁蓋が死亡してしまうのだから運命は恐ろしいというか何と言うか・・・。
幻想水滸伝⇒ チャンドラー
店を持つのが夢の行商人。涙もろいが値引きはしてくれない。


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