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地察星 青眼虎 李雲(りうん)


弟子運は最高?

瞳は青、髭は赤く、異国風の顔立ちなので、青眼虎。
彼はごく普通の泝水県の都頭(=小隊長)だったのだが、一人の男によって運命が大きく変わってしまう。
その名は黒旋風の李逵
李逵はとある事から素性がばれ捕らえられてしまったのだが、その護衛を任されたのが李雲だったのである。
李逵の護衛、というだけでも既に運が悪いと思うのだが、更に朱富に槍術を指南していた事が彼の不運に拍車を
かけた。
護送中の李雲一行にお祝いのご馳走を携えてやって来た朱兄弟。
せっかくの弟子の心遣いを無したくない彼は下戸でも酒を二・三口は飲み、あまり食べたくなくとも料理を口に運んだ。
するとまもなく体の自由がなくり前後不覚に・・・。
そう、これは「梁山泊特製李逵救出スペシャルランチ・痺れ薬添え」だったのだ。合掌。
彼も又、無理矢理アウトサイダーにさせられた一人なのだが、李逵救出後、引き返してきた朱富に梁山泊入りを
勧められ、特にごねるわけでもなくあっさりと入塞を決意したので
もしかしたらこの職業に嫌気がさしていたのかもしれないという事で、まあよしとしよう。(いいのか?)
幻想水滸伝⇒ シルビナ
エルフの村の長老の孫娘。同じエルフのキルキス(史進)と恋人同士でかなり派手に
ラブラブっぷりを披露してくれる。

地悪星 没面目 焦挺(しょうてい)


イー・アル・カンフー・マン

梁山泊vs単廷珪・魏定国戦中、李逵が手柄を立てようとこっそり暴走して敵地に向かう途中出会ったのが
この焦挺。

没面目というあだ名をつけられる程の無愛想な男なので、もしかしたらただそちらを何となく見てただけだったのかも
しれないが、李逵には焦挺が自分にガンつけながら歩いてきているように見え、当然殺る気マンマンで飛びかかった。

しかしこの焦挺、実は三代続いた相撲とり(日本の「相撲」の原型らしいのだが、どちらかと言えば拳法に近いもの)。
どんな技なのか良く分からないがとにかくすごいらしい「一子相伝の技」であっさりKO。
さすがの李逵もこれにはまいったらしく、休戦。そのまま意気投合してしまった。
焦挺の人となりはあまり紹介されていないが、あの李逵と意気投合する所といい、
「いつも無闇に人を殺す」と評判の鮑旭の所に仲間入りをしようとしていた事といい、
命と良民資格を放棄している男である事には間違いない。
幻想水滸伝⇒ ロニー・ベル
初期解放軍メンバーの一人の女格闘家。おしとやかな女性を目指している。特技は波動拳。

地醜星 石将軍 石勇(せきゆう)


宋江のおっかけ(?)

石将軍とは悪神の名前。流れの博打うちで、博打が元で人を殴り殺してしまい、柴進の所に逃げ込んでいた。
その時に宋江の事を耳にして非常に感銘を受けたらしく、
「俺が頭を下げるのは柴進と宋江の二人しかいないッ!」と心に誓ったらしい。

柴進は世話になったのだから分かるとして、噂でしか知らない宋江に心頭できるというはよほどその噂が
感動的だったのか石勇がピュアだったのか・・・。
とにかく、それ以来どうしても宋江に会いたくなった石勇は宋江の実家まで押しかけた。
無論宋江はおらず、弟の宋清に兄の所在地を教えてもらい、ついでに手紙を託される。
この手紙というのが「父死す。至急戻って来い」という内容だったのだからさあ大変。
宋江は手紙を見て泣くわ失神するわの大騒ぎをしたあげく、石勇、燕順らをほったらかして故郷に帰ってしまう。
とどめはこの手紙、嘘っぱち。息子に帰ってきて欲しいとはいえ赤の他人を巻き込むとは恐るべし宋太公。
さすが宋江の父親だけはある。
結局宋家のいい使いっぱしりにされただけなのだが、それでも憧れの宋江に会えたのだから
幸せだったのだろう・・・多分。
幻想水滸伝⇒ ガスパー 
博打場を営んでいる賭博師。その凄まじい腕前で解放軍の財政を担っている。タイ・ホー(李俊)が
唯一のカモ。

地数星 小尉遅 孫新(そんしん)


持つべきものは妻と兄?

軍人の子孫で、兄の孫立に鞭(節の付いた短い棒状の武器)と槍を学び、小尉遅というあだ名をつけられる程の
腕前を持つ。
と、聞くからにすごい好漢っぽいが、この小尉遅というあだ名は兄・孫立の「病尉遅」(尉遅=尉遅恭(隋代末の武芸の達人))からきたもので、小尉遅とは「プチ尉遅」位の意味である。
プチ尉遅・・・何か急にグレードが下がった感がする。
兄は提轄、弟は賭博場の主、というのもアンバランスな感じだ。
妻から解兄弟の事を相談され、救出作戦の一環としてまず鄒淵・鄒潤を仲間に引き入れ、
さらに何のためらいもなく兄の孫立を強制参加させた。
実の兄より親戚(解兄弟の母親は孫兄弟のおば)をとるのか孫新よ・・・。
どう見てもかかあ天下なのだが、舵取りは夫の方にあるように見える。それにしても一体どういう理由で顧大嫂と一緒に
なったのか非ッ常に気になる所。
幻想水滸伝⇒ ウインドウ
窓職人になることが夢の青年。目指す職業、独創的な着衣等々
謎の多い人物。

地陰星 母大虫 顧大嫂(こだいそう)


ザ・ビックマム

「顧」さん家のおば・・・もとい「おかみさん(大嫂)」なので「顧大嫂」。
(中国では結婚しても父親方の姓を名乗ります。)
孫新の妻で、居酒屋兼賭博場の女将。
唄によれば二、三十人束になってもかなわない程で(しかも夫より強い)、怒ると井戸の枠で夫の頭を殴り、
イラつくと石臼で下男をシバき倒すらしい。
大虫とは虎、つまり雌虎というあだ名をもつが、虎というよりゴジラの方がピッタリくる
彼女は一〇八星の血縁関係が非常に多く、入塞するきっかけも親戚がらみである。
顧大嫂の兄弟の息子の解珍・解宝兄弟が無実の罪で投獄されていると孫立の妻の弟の楽和(ややこしい・・・)から
聞き、救出作戦を開始した。
病気(=「弟を救いたい病」)を煩ったと義兄の孫立を自宅に呼び出し、刃物で脅して無理矢理仲間にして
大立ち回りを演じ、見事解兄弟を救出し、ついでに弟をはめた村長宅を急襲し金品強奪、
そのまま梁山泊に逃げ込んだ。
梁山泊軍はこの愉快な大脱走のおかげで三家荘戦に勝つ事ができたのだった。
幻想水滸伝⇒ マリー
グレッグミンスターで宿屋を経営していた女主人。主人公(宋江)のせいで国外逃亡せざるをえなく
なった。この事は恨んでいないようだが、宿代はしっかりもらう。

地刑星  菜園子 張青(ちょうせい)


人肉居酒屋亭主

寺の菜園管理をしていたので「菜園子」。他に特徴がなかったのだろうか。
ささいな事で寺の僧侶を殺してしまい、そのまま定石通り寺に火をつけて逃亡。
その後追剥強盗をしていたが、ある老人を追剥しようとした所、逆にノされてしまった。
何とこの老人は追剥歴何十年のベテランだったのだ。(いやなベテラン・・・。)
すっかり感服した張青は、老人の弟子となり追剥道を極めていった。そしてその老人の娘と結婚するのだが、
それがあの孫ニ娘で、この跳んだ夫婦、トンデモない居酒屋を始める。
そう、「恐怖の人肉居酒屋」である。
恐らく数多くの罪なき旅人がこの店の厨房に消えていったのだろうが、こんな店でも一応標的にしない人間というのを
決めているらしい。
行脚僧、罪人、旅回りの女芸人がそうなのだが、見た目は一応坊主の魯智深やどう見ても罪人の武松をバラそうと
していた。
さらに名も無い行者も闇に葬り去っており、JAROに訴えられてもおかしくない嘘っぷりだ。
この公約違反は全て孫ニ娘がしたことなのだが、「肉付きがいいからついバラしたくなった」という凄まじい妻の台詞に
「しようのないやつだ」の一言で片付けているので、妻の暴走は日常茶飯事であると推測される。
もうちょっと何か言え亭主
しかし、この騒動が縁で武松と魯智深はニ竜山に行く事になるのだった。
幻想水滸伝⇒ ゼン
フッケン()のクロン寺の庭師。何故か寺の片隅(しかも封印されている洞窟の前)に花壇を作っている。
花の種位自分で買ってください。

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