地隠星 白花蛇 楊春(ようしゅん)山賊トップバッターその3 少華山を根城にしていた山賊団の第三の頭目。 あっさりとっ捕まった陳達と共に死ぬ為、朱武と単身二人で史進に捕まりに行く。 史進の漢気に訴えて許してもらおうという朱武の背水の陣な策だったのだが、こんなハイリスクな作戦に 何の異議も唱えなかったのは、朱武を信頼していたからか 「難しい事はぜーんぶ朱武におまかせ」モードだったのか・・・。 水滸伝中最も早く登場した山賊の一人だが、再登場までのものすごいブランクと、 再登場後も画面の隅でチマチマ戦う端役ライフのせいで、彼を記憶している人は少ないだろう。 陣形エキスパートとして脚光を浴びる朱武とはえらい差で、席順にも如実に現れている。 まるで一番人気がソロでデビューされてパッとしなくなったアイドルグループのようで哀れを誘う。 白花蛇とはマムシの一種で、これに咬まれると死ぬというような意味のあだ名から察するに、そこそこ強いのだろうが、 史家村を脱出する際に役人を切り倒している時位しかその腕前を拝見する事が出来なかった。 幻想水滸伝⇒ ミーナアンテイの町にいる踊り子。彼女の舞は中年男性に奇声を上げさせる程である。 |
地異星 白面郎君 鄭天寿(ていてんじゅ)日陰の美形 食いっぱぐれたの銀細工職人で、燕順らと共に清風山で山賊家業を営んでいた。 清風山では三番目の席順だが、六十合打ち合って勝負がつかなかった王英より席が下というのがいささか解せない。 王英より年下だったのか遠慮したのか・・・。 実は彼はたいそう男前で、色白美形という意味の「白面郎君」という渾名まで頂戴している。 しかし燕順の下にいるという事は、つまり彼も例のブツのご相伴にあずかっているのだ。 現に宋江の生肝入りの吸い物を酔い覚ましに美味しくいただく予定だったのだ。恐ろしや。 顔では仲間の二人に完璧に勝っていたが、いかんせん”男は拳”の好漢の世界では出番がなく、 より個性が強烈な二人の影でひっそりしていた。数少ない美形なのにもったいない話である。 幻想水滸伝⇒ ミリアヨシュア(燕順)率いる竜洞騎士団の副隊長を務める女竜騎士。見習い竜騎士のフッチ(王英)とも面識あり。真面目そうだが実際真面目な性格。 |
地理星 九尾亀 陶宗旺(とうそうおう)お百姓さんは器用貧乏 黄門山を根城にする山賊の4番目の頭で、水飲み百姓から山賊に転身した「食い扶持稼げずアウトローコース」経験者。 渾名の九尾亀とは、字の如く九つの尾を持つ神亀のことで、彼の多能な所からつけられたらしい。 力もそこそこ強く、あだ名通り器用で槍も刀も使えるのだが何故か鉄鍬で戦うらしい。 器用にも程があると思うがしかし何故農耕用具を・・・。 鍬を振り回している姿はどう見ても山賊というよりは百姓一揆だ。 前職に未練でもあるのか、はたまた彼のポリシーなのだろうか。 こんな一芸に秀でている彼だが、宋江、戴宗救出後の凱旋中の梁山泊軍を待ち伏せして 平和的に仲間入りしたという地味な登場をした黄門山の山賊で、 なおかつその四人衆のうち四番目という地味地味な立場だったので どうにも目立たないまま終わってしまった可哀想な人である。 まあ、彼に止まらず黄門山の山賊はほっとんど目立たないのだからしょうがないのだが。 幻想水滸伝⇒ カマンドールテイエンに住むマッドじゃないサイエンティスト。おとなりさんの船大工ゲン(孟康)といつも仲良くケンカしている。 |
地俊星 鉄扇子 宋清(そうせい)人畜無害な小市民 水滸伝の主人公である宋江の実弟。 が、主人公の弟というこれ以上ない位おいしい位置にいるのにここまで目立たない人間も珍しい、という位 地味な人物である。 そもそも兄からしてぱっとしない存在なのだからしょうがないのかもしれないが。 彼の入塞も兄が首領になってしまった為の100%とばっちりであって、けして彼自身が望んだわけではないのだから ある意味では可哀想なのだが、このどうみても一般市民な宋清より下の席次にされてしまった好漢は もっと可哀想だ。 そんな彼の梁山泊入り後の受け持ちは宴会係。地味人生ここに極めりといった役職だ。 彼のあだ名の「鉄扇子」は宴会時の「扇子」使いが「鉄(冴えている)」という説があるが、 鉄の扇子→重い→使えない→役立たず、 という説も言い得て妙で捨てがたい。 どちらにしても「英雄」「豪傑」といった単語からは程遠い存在だった事は間違いないようだ。 幻想水滸伝⇒ ジュッポレパント(盧俊義)の屋敷に一時食客となっていたからくり師。その優れた腕でレパント邸をアスレチックハウスに大改造した。弱点は姪っ子のメグ(曹正)。 |
地楽星 鉄叫子 楽和(がくわ)戦うシンガー(ビジュアル系) 彼のあだ名「鉄叫子」、「叫子(歌を歌うときの補助器)」が「鉄(=冴えてるという意味の接頭語)」という意味からも わかるように歌が非常に上手く、美形かつ頭も切れる。 そして彼の姉の嫁ぎ先が孫立で、その縁で義兄から槍術を習っていたのだから腕も確かなのだろう。 少しは他の奴に分けてやれと思うほど妙に優遇された設定を持っている。 最も、何故芸能の方面にいかず牢番におさまっているのか、と疑問が生じなくも無いが。孫立も槍術を教える位 親しいならもっといい就職先を世話してやってもいいだろうに。 本人にその意思がなかったのか、大人の事情なのか微妙なところだ。 まあ、結局の所解兄弟救出劇の際、血の気の多い親戚+2人と共に梁山泊入りするのだから良い役職についてても 同じだったのだが。 入塞後も役人に化けたり、歌いながら戦ったりと、その才能を妙な所でいかんなく発揮している。 幻想水滸伝⇒ カシオスミルイヒ(穆弘)に忠誠をささげる吟遊詩人。一人オーケストラという稀有な才能を持っている。 |
地撻星 花項虎 キョウ旺 (きょうおう)男は黙って一発勝負 体中に虎の斑紋、更に首に虎の顔の刺青をほどこした全身タイガーファッションでキめているので花項虎、 という渾名をもっている。 どう考えてもお近づきになりたくない容姿をしているが、宋江vs盧俊義次期首領争奪戦の戦いの場の一つである 東昌府を守る副将その1を務めていた。 張清が景気よく礫を投げている間は良かったが、乱戦時に林冲と花栄に囲まれつい焦って投げ槍を放ってしまう。 それが唯一の武器だったにも関わらず二人に当たらなかった為、手ぶらとなった彼は哀れ捕らわれの身に。 このかなり間抜けな理由で梁山泊にご招待され、戦いの後人間収集大好きの宋江の説得により仲間入り。 だが、もう一人の副将 丁得孫と共に上司においしい所を全て持っていかれた上に 強制連行〜宋江の説得で仲間入り、と有象無象の好漢と同じコースで入塞しているので この派手且つ特徴的な容姿にも関わらず記憶に残らない悲劇を引き起こしている。 せめて投げ槍を数本携帯していれば少しは目立てたかもしれなかったのに・・・。 幻想水滸伝⇒ ビッキーおとぼけテレポート娘。場所だけでなく時間も飛び越えられるらしい。非常にアバウトかつ大雑把な観念の持ち主。 |