地速星 中箭虎 丁得孫(ていとくそん)張清専属サポート係 次期梁山泊首領決定戦の場として、梁山泊の近くだったというだけで標的にされてしまった不幸な町、 東昌府を守る副将その2が丁得孫である。 顔中にあばたがあるというかなり濃いというかバタ臭いというかといった顔をしているらしいが、 矢負いの虎という意味の中箭虎という渾名を持っている位だから武勇は優れているのだろう。 実際、上司の張清と共に得意の飛叉を駆使して東昌府を攻めた盧俊義組を苦しめた。 こう書くとえらく強いように見えるが、だかしかし、スポットライトが当たるのは張清のみ。 丁得孫がした事といえば、項充を飛叉で重症を負わせたのが唯一の功績で、 後はもっぱら張清が礫でノックアウトした者の回収係と化していた。 おまけに燕青の弓に当たって早々に梁山泊に強制連行。 そのまま宋江の説得で仲間入りするという何とも地味な道のりを歩んでしまったせいで、 この後もあまり出番がないままだった。哀れ。 幻想水滸伝⇒ ルビィキルキス(史進)Lv41でないとロクに話もしてくれない我侭エルフ。何故か同じエルフのシルビナ(李雲)やスタリオン(戴宗)ではダメらしく完全無視。 |
地鎮星 小遮欄 穆春(ぼくしゅん)他力本願過剰気味 掲陽鎮の町の権力者の息子。掲陽鎮は李俊、張横張順兄弟、穆弘穆春兄弟の三グループが各縄張りを もっており、穆春はその三分の一の領域の頭目をしていた。 穆春の小遮欄というのは「兄ほどではないがほどほどに敵無し(な程乱暴者)」という程度の意味である。 兄弟合わせての渾名を持つ人物は大抵中途半端感が否めないが、渾名にふさわしく、彼にあいさつもなしに 膏薬売りを始めてしまった薛永に対して金をやるなと町民に命令したり、薛永に金を出した宋江を泊めるなと 宿屋に通告したりとかなりねちっこい性格をしている。 更に薛永にノされ、自分ではかなわないと悟ると「お兄ちゃんに言いつけてやる〜」とばかりに 兄に頼みに走るというダメ弟の見本のような事をしていた。 父親は良い人柄なのに息子たちが揃いも揃ってこれというのはちょっと・・・。 教育を間違ったとしか思えない。 幻想水滸伝⇒ ヴァンサン・ド・プールミルイヒ(穆弘)に勝るとも劣らないファッションセンスを持つ自称帝国貴族。嘘か本当か灰色だが、 ヨシュア(燕順)と友人らしい。 |
地稽星 操刀鬼 曹正(そうせい)元肉屋の趣味は手品? 元はかたぎの肉屋だったが、仕入れの元金をスッてしまい、結局その土地の女性と結婚して居酒屋をしていた、 という実に好漢らしい経歴の持ち主。 「操刀鬼」という血生臭い渾名をもっているが、これは肉屋時代の見事な包丁さばきからきているらしい。 料理人としてはいい腕をもっているのだろうが、武芸の腕前の方は、食い逃げをした楊志を捕まえようとして 逆に張り倒されるという事から容易に推測できよう。 実は林冲の弟子にも関わらずこの体たらく、かなり腰砕けだ。 しかし、彼には「空結び」、つまりちゃんと結んでいるように見えるが紐を引くと結び目が解けるという手品めいた特技を もっていた。 この実生活ではあまり役に立たない特技を使い、楊志、魯智深と共に見事ニ竜山乗っ取りに成功した。 もしかしたらこの特技を使いたいが為に作戦を提案したのではないかと邪推してしまう。 幻想水滸伝⇒ メグ冒険とからくりに夢中な13歳。現在叔父のジュッポ(宋清)にからくりを学ぶ為追跡中。その叔父はメグから逃亡中。 |
地魔星 雲裏金剛 宋万(そうまん)梁山泊初期メンバーその2 梁山泊初代首領王倫の頃からいる最古株その2。 それだけで説明が終わってしまう程活躍の場がない。 雲をつくような(=雲裏)仁王様(=金剛)という渾名をもらっている筋骨隆々の大男(推測)なのだから 旧梁山泊では幅をきかせていたのだろう。 しかし、クーデター発生という脚光を浴びるチャンスに特に抵抗もせず、あっさり降伏してしまって結局新生梁山泊では 最後までひっそりとしていた。 ちなみに王倫と杜遷が梁山泊を作った後で途中参加したので彼はNo.3だったのだが、 そんな事は誰も覚えていないだろう。 どっこいどっこいの影の薄い男の杜遷といい、初代梁山泊組にも関わらず この待遇の悪さ・・・。 幻想水滸伝⇒ タガートウォーレン(柴進)の召使。一〇八星で忘れ去られる率トップの男。 |
地妖星 模着天 杜遷 (とせん)梁山泊初期メンバーその1 梁山泊初代首領王倫の頃からいる最古株。 彼と王倫が梁山泊を作ったので、当時はNo.2だったのだが、その後ずるずると席次が下がり現在にいたる。 梁山泊の居酒屋亭主兼受付係りでけっこう活躍している朱武より下席というのはまだ分かるとして、 何故かNo.3だった杜遷に席次を抜かれている。 王倫からは「田舎者」と思われていたり、脳味噌筋肉っぽい描写をされている所から察するに 細かい事を気にしないのほほんタイプの人間のように思われる。 それはそれでいい性格なのだが、模着天(仁王)の名が泣いているぞ。 幻想水滸伝⇒ ジョバンニレパント(盧俊義)家の番頭。決して主人の妻とデキてたりはしてない。レパント一家と共に仲間になるが、彼を覚えている人は少ないだろう。 |
地幽星 病大虫 薛永 (せつえい)薄幸?の膏薬売り 祖父の代までは武官だったが落ちぶれてしまい、現在は各地を転々と渡り歩き、 棒術で客寄せをし膏薬を売って口をすすいでいた。 病大虫(=虎のように強い)という勇ましい渾名を持っているが外交は苦手のようで、 掲陽鎮の街を仕切っている穆弘・穆春兄弟にあいさつをしなかったため、誰も膏薬を買ってくれなくなってしまう。 この大人気ない報復により日干しになっていた彼を救ったのが宋江である。 金を払ってくれた事に感激したにも関わらず、やって来た穆春を棒術で撃退した後途中で戦闘離脱。 命の恩人を置いていくなという感じだが、しっかり穆春の手下に捕まって天井吊りにされていた。 そのまま宋江と穆春が和解するまで完璧に忘れ去られてしまう。 この辺りは好漢が次から次へと出てくるので仕方ないといえば仕方ないが・・・。 日干しにされるより可哀想だ。 幻想水滸伝⇒ クインシーガランの要塞にいる成り上がりを夢見る狩人少年。可愛いが、見かけによらず計算高い。 |