地角星 独角竜 鄒潤 (すうじゅん)瘤コブ兄さん 孫新の賭博場の常連客だったので孫新からお呼びがかかり、解兄弟救出作戦参加者その1になる。 ・・・というものの、実際の戦闘では顧大嫂が一人で殺しまくっていて鄒潤は全く出番がなかった。 恐らくあの二人がいなくても顧大嫂一人で楽勝だったに違いないが・・・。 独角竜というかっこいい渾名をつけられているが、後頭部に大きなコブがあるという外見的特徴ゆえの渾名なので、 実際の彼のイメージとはギャップがあるのかもしれない。 喧嘩の時の必殺技はその自慢のコブでの頭突きだそうだが、後頭部からの頭突きで松の木を倒すとは、 超人技に匹敵するのでは。 しかしその珍妙な特技が実践で使用されなかったのは非常に残念。バック頭突きで敵を蹴散らしてほしかったものだ。 幻想水滸伝⇒ ゴンコボルト村の青年で、同じコボルトのクロミミ(鄒淵)を非常に慕っている。恐らく主人公より尊敬しているだろう。 |
地囚星 早地忽律 朱貴 (しゅき)初期梁山泊直営店窓口 梁山泊近くで居酒屋を経営している数少ない初代梁山泊組の一人。 李逵と同郷と言う運がいいのか悪いのかという繋がりもある。 一〇八星で居酒屋経営者は多いが、最初に登場する店が朱貴の居酒屋で、この居酒屋は王倫時代からの 由緒ある(?)もので、梁山泊の情報収入兼窓口をしていた。 ここも例に漏れず人肉居酒屋で、林冲に旅人の料理方法という趣味の悪い話をやや自慢げに話しているものの、 作中では戴宗を捕獲した位で後はもっぱら梁山泊の窓口として書かれている為 「人肉居酒屋」としては孫ニ娘夫婦の方がはるかに目立っている。 そうは言っても林冲や楊志を梁山泊に案内したのも、戴宗を解体寸前にしたのもこの居酒屋で行われ、 地味ながらさりげなく重要な役割を果たしている。 彼の渾名の早地忽律の早地は日照り、忽律は害獣、日照り続きに出現する害獣 つまりすごく凶悪な奴、という意味である。もっと極悪な奴沢山いるじゃん、という意見は無視。 幻想水滸伝⇒ アントニオカクの町に滞在している料理人。マリー(顧大嫂)を巡ってレスター(朱富)と熾烈なライバル争いがあったらしい。 |
地蔵星 笑面虎 朱富 (しゅふう)笑う虎の冒険 李逵の故郷でもある沂水省の片田舎で居酒屋を経営していた。 こちらは兄と違って(多分)まっとうな経営をしていたのでまともな人間かと思いきや、 何のためらいもなく棒術の師匠に痺れ薬を盛る人肉居酒屋の兄と似たり寄ったりの情け容赦ない性格をしていた。 まぁ普通の人間に「笑い顔の虎」なんて物騒な渾名はつけないか。 李逵がいつもの如く厄介事を引き起こし御用になった為、兄と協力して救出作戦に乗り出し、 当然お尋ね者になったのでそのまま入塞する事になる。 その際思いっきり巻き添えにした師匠の李雲も仲間に引き入れるが、その時の師匠への言葉から察するに、 自分のした事を悪かったとはこれっぽっちも思っていないようだ。 幻想水滸伝⇒ レスターキーロフの町にいる料理人。シチューが得意なのだが、幻想水滸伝には超有名なシチュー人がいるので全く目立てなかった。 |
地平星 鉄臀膊 蔡福 (さいふく)優柔不断ブラザーズ(マリオ) 北京で兄弟揃って牢獄管理兼首切役人をしており、盧俊義が投獄された時の牢番に当たっていた為、 盧俊義家の番頭李固と梁山泊代表の柴進から殺せ殺すなの賄賂攻めにあう。 梁山泊側の方が値段が高く、しかも「もし盧俊義を処刑したら兄弟全員でおしかけて町をぶっ潰します」と爽やかに 宣言されたにも関わらず、決断しかねて弟に相談する優柔不断っぷりを見せた。 鉄臀膊(=鉄腕)と渾名される程の腕っ節を持っているらしいが、心は細腕のようだ。 結局梁山泊側に強制的に協力させられ、盧俊義救出後雪だるま式に入塞することになるが・・・ この兄弟がもうちょっと上手く立ち回っていたら北京は灰燼と化さなかったのかもしれない。 幻想水滸伝⇒ キルケロリマーの城塞で首切りを生業としていた男。そろそろ「日の当たる所」に行こうと転職を考えている模様。ゲームクリア後、希望の職業にとらばーゆ。 |
地損星 一枝花 蔡慶 (さいけい)優柔不断ブラザーズ(ルイージ) 似合っているのかどうかは置いておくとしていつも鬢に一輪の花を挿しているので一枝花という渾名をつけられている。 兄の蔡福とともに北京で処刑役人をしており、盧俊義が投獄された時の牢獄官をしていた。 兄に盧俊義を助けるかどうかを相談された時、「もちろん金の多い方につくべきだろう」と人情と関係ない所で すぱっと判定して即断即決。 しかし賄賂を使って死罪から流罪に減罪にしてやるから後はそちらが好きなようにしてくれ、という 中途半端な助け方を提案。 極めつけは死刑執行直前の盧俊義に「自分たちはできる限りの事はしたから恨まないでくれ。 ちゃんと墓を作ってまつるから」と慰めにもならない言葉をかけている。 兄弟そろってかなりの根性無しっぷりだが、この後梁山泊総出の救出作戦後ちゃっかりと入塞している。 北京の民に恨まれてそう。 幻想水滸伝⇒ ロックレパント(盧俊義)邸の倉庫番。主人の倉庫より大きな金庫があると聞きくやいなや速攻で今の職務を放棄して解放軍入りする。 |
地奴星 催命判官 李立 (りりつ)地獄の居酒屋主人 宋江が流罪される道中立ち寄った居酒屋の主人。目は血走り催命判官=地獄の裁判官という渾名にふさわしい コワモテ顔をしている。 水滸伝で悪面の店主、といえば人肉居酒屋。もちろんここも例外ではない。 こんな凶悪な面構えの主人がいるのに何の警戒心も抱かず立ち寄り料理を注文する宋江。 「このあたりは物騒だ」と話していたその直後にこんな露骨に怪しい居酒屋にはいる地点で彼の危険察知能力の 欠如がうかがえる。 そんなネギ背負ったカモを捕り逃すようでは好漢ではない。いそいそと行動開始。 「この料理には痺れ薬が入ってますよ〜」などとしゃあしゃあと言いながら料理(本当に痺れ薬入り)を出し、 眠りつぶした。 さて解体、という時に宋江を待ちくたびれた李俊がやってきた。 まさか待ち人が厨房でまな板の鯉になっているとは夢にも思わなかっただろう。 あわてて解毒剤で回復、いやあうっかりうっかり、はははという妙に和やかムードで和解。 いつもの事だが好漢の世界は奥が深い。 幻想水滸伝⇒ ルドンサラディの途中にある宿屋を経営している。宿屋と言えばお約束の痺れ薬。こちらはさすがに饅頭にはしないようだ。 |