++ な行 ++

 
第13・14話に登場した油すまし小豆とぎによって作成された超怪物。
自然の悪魔・妖怪ではなく、彼らの連れて来たラフレシアもどきの妖怪と悪魔くんに召喚させた魔物の融合体。
二妖怪が丹精込めて作り上げたこの人工妖怪は空中移動可能な上、メフィスト二世のハットノコギリも通用しない
強固なボディーを持つ、まさに無敵の超生命体だったが、
エネルギー供給をしていた閻魔が霊波を絶ってしまい、妖怪二人と共に石化する。
しかし材料になった妖怪と魔物が一番の被害者のような。



 
油すましが連れてきた「生気を食べる犬(注:どうみても犬じゃない容姿)」を退治させる為に山田真吾が呼び出した
魔物の融合体から油すましが創り上げた怪物。
原爆にもびくともしない生きた核フィルターで、室(?)内はワンルームながらも中々快適そう。(嘘)
ちなみに肥料は血。・・・何の血だったんだろう。
++ は行 ++

 
第3話に登場した悪魔でシリーズ初の黒悪魔。相手が誰であろうと虫歯にすることが出来るという、
一度でも歯医者のお世話になった人なら恐怖せずにいられない魔力をもっている。
しかし相手が寝ていないと歯痛菌を植え付ける事ができないという中途半端な能力だったので、
徹夜で古代悪魔文字の解読をしていた悪魔くんと、
象人に取り憑かれたキリヒト父のイビキで眠れなかったキリヒト母子は免れる事ができた。
人生何が幸いするか分からないものです。
最後は幽子の照魔鏡で自分が歯痛にかかり、歯痛の苦しみを思い知らされ、再び地下で眠りについた。

 
第18話に登場した大林寺魔州の一番弟子。魔州のいる天狗のねぐらに行かせない為悪魔くんの前に立ちふさがる。
悪魔くんを「坊や」呼ばわりするというなかなかな事をしてくれたが、敵だと女でも容赦しないメフィスト二世
あっさり撃沈される。
実は正体は魔州の妖術で人間にされた猿。魔州が何故猿を人間にしたのか非常に謎。
ところで一番弟子という事は・・・ベルゼブブの姉弟子?!



 
世紀末大戦版にて登場の山本魔州の弟子の妖術尼。
復活直後の松下一郎の命を狙うが、赤子の手を捻るように軽く一蹴される。
その後使徒の一人町田をターゲットにするが、視鬼魅の一撃でダウン。
変身の術でチャイナ美女に変身したり、悪魔を一人で倒したりと多彩な術を会得しており魔州より強そう。
しかも彼女は十二使徒の一人で、使徒になった後は半魚人のアンドリアス一族の弱点を探り出したりとかなりのお役立ち。
ここでも「坊や」発言があったのでちょっと嬉しかったり。
眉毛がないもののパッチリクッキリ目な外見や、町田とのやりとりで個人的にアニメ版より可愛いと思ったりするのですが、
どうでしょう。

 
第24話に登場した四天王にプライドをくすぐられて悪事に加担する事を承諾、四神を操り黄泉の石柱を引き抜こうとした
黒悪魔。
四天王が低姿勢で懇願した事で嬉しがった事から権力嗜好ありと見た。
東嶽大帝直属という訳ではなかったようだが、悪臭漂ってそうな沼を居住区にしていたのだから、
恐らく元から性悪だったのだろう。←偏見
ダルマの出来損ない(失礼)な体型で、常にあぐらを組んでいる為異様にみっしりした印象が残る。
洗脳のみならず魔力・物理攻撃にもびくともしないバリヤーを使用したりと一回ゲストにしてはかなり強力な魔力を
持っていたが、正気に戻った四神の一斉攻撃に文字通り消え去る事になる。

 
第4話に登場した自分より強い奴を倒す事が生きがいの血の気の多い悪魔。
南国のボラボラ島付近を通りかかる船を襲いまくっていたが、十二使徒探しにきた悪魔くん一行に敗れ、元のカラスに戻った。
正体は300年生きて変身能力を持ち、更に300年生きて魔力をもったカラス。
300年生きた地点ですでにバケモノだと思うが、こうもり猫にあっさりだまされたりと、
知能の方はあまり進化しなかったようだ。



 
第2話に登場した300年生き変身能力を身につけたカラスの妖怪。笑い声は「クアーッカッカッカ!」。
飛行機を次々に襲い、乗客を化けガラスの姿にしていた。
メフィストの服をパクったりメフィストを化けガラスの姿にしたりとメフィストへの粘着質な精神攻撃が目立つが、
単なる雑魚妖怪と侮るなかれ。
実写版で唯一、山田真吾以外にメフィストと契約するという偉業を成し遂げた妖怪だったりする。
しかしもったいない事に契約を有効利用するでもなく、メフィストの魔力絶対零度で凍らされ、火山の中で爆死。


 
メフィスト二世曰く「すげー力を持った不死身のじいさん」。だいたいあっているが、一人女性がいる。
メンバーは以下の通り。
李鉄拐(りてっかい) 老人
漢鐘離(かんしょうり) 老人
張果老(ちょうかろう) 老人
何仙姑(かせんこ)女
藍采和(らんさいわ・らんさいか)老人
呂洞賓(りょどうひん)老人
韓湘子(かんしょうし)中年
曹国舅(そうこくきゅう)老人

作中で仙術を使用したのは、体を気化する術を使った張果老老人、魂を絵に封じ込める術を使った韓湘子中年のみ。
(何仙姑は普通(?)に攻撃しただけなので対象外)
さんざん悪魔くん十二使徒を煽りまくりの挑発しまくり、更に韓湘子中年の仙術で十二使徒達の魂を絵に封じ込め、
十二使徒を人質に「悪魔くん」を止める事を強制するという黒悪魔も真っ青な強面交渉をした。
だが、悪魔くんソロモンの笛の力は仙術すら凌駕し、韓湘子中年の筆先を破裂させつつ十二使徒の魂を奪取。
さらに発動した不完全な究極の六芒星の力でついでのように摩天楼を元に戻した悪魔くんを認め、
実は悪魔くん達の実力を試すための行動だったと告げる。色々言いたい事はあるが、
その時のこうもり猫が代言してくれている。
「変な爺さん達だなあ、さっきまで俺達を散々馬鹿にしてたのに。俺みたい!」

第40話で、実は四賢人と同じく天上の神々に仕えており、八仙人の力は崑崙山の天上の光の下でこそ発揮されることが判明。
天上の光が遮断されると弱体化してしまい、その為悪魔王子バルバドスに絵封じされてしまう。
ちなみに天上の光が戻った際はたっぷりお礼をしている。
最終話では天狗のねぐらで悪魔くんVS東嶽大帝の実況中継をしていた。

劇場版第一弾では、林間学校中の悪魔くん達を拉致。
お得意の「自分達さえよければ世界がどうなろうと知ったこっちゃ無い」理論を言い放ち、
悪魔くんに「悪魔くん」を止めるよう命令する。
しかしちょうどスフィンクスが暴れだしたため、悪魔くんの魂を半分絵の中に封じ込める事を条件に
スフィンクスを鎮めさせるため送り出す。(もちろん自分達は何も手助けしない)
最終的に悪魔くんの命を助けたので結果オーライだったが、そうでなかったらサタン王国復活、
更には東嶽大帝四界制覇の最功労者になるところだった。




 
メンバーは埋れ木、山田と同じ。
貸本版、千年王国版も松下抹殺のため暗躍している。
松下が行動することによって魔道の王者たちが眠りから覚めてしまう可能性があり、世界が混沌と化してしまう事を防がなければならない。
そう考えた八仙人は「神が殺しそこねた子」松下を神に代わって抹殺しようとし、下僕のフランネールを使い、
ソロモンの笛を奪い去った。
貸本版ではソロモンの笛を奪った後フェードアウトしたが、千年王国版では体を粉レベルに分解して襲撃してきた張果老老人を
返り討ちにし、その張果老老人とソロモンの笛を交換条件にしてソロモンの笛を奪い返した。
その際、韓相子中年の仙術により松下の魂を半分絵に封じ込めたが、これは松下の命の担保として保管するためで、
最後の最後で松下を復活させた。
それにしても何度読み返しても掌返しの鮮やかさには目を奪われる。



 
ノストラダムス版の終盤に唐突に登場。作中では八大仙人と呼ばれている。
メンバーは埋れ木、松下と同じ。
助力を求めてきた山田に上から目線の説教を始める通常運転ぶりだが、追ってきたミカエルをあっさり絵の中に封じ込めるなど、
その名に恥じない実力を見せる。
その後ダニエルとの戦いが激化し、再び八大仙人に力を借りに来た山田達に神界に入れる特別の通行手形を渡す。
最終ページにもさりげなく登場。
この八仙人は珍しく正義の仙人っぽい事をしていたせいか、印象が薄い。

 
第25話に登場した霊界に住む子供の幽霊。子供にとり憑いたりねずみ花火のようにはじけて攻撃する事が出来る。
元住んでいた場所は子供の幽霊だけで、親はいないらしい。
世界の歪みにより生じた空間の裂け目から迷い出てしまい、元の世界へ帰れず絶望しているところへ人間の親子を見て
激しく嫉妬、ウサ晴らしとばかりに子供に取り憑いて不良化させ家族崩壊を引き起こした上、街中でも暴れまわる。
しかし同じ境遇の百目の説得にすんなり沈静化。
遠因が東嶽大帝だった為おとがめナシのまま、メフィスト二世の魔力 死出のメロディーによって町を無茶苦茶にしたまま
霊界へ帰っていった。
やっている事は黒悪魔以上にえげつない気がしなくもないが、悪魔くん曰く「君たちも被害者なんだよ!」・・・本当に?

 
第36話より登場したロソンコンツェルン会長ロソンの真の姿。魔界村のレッドアリーマーのような姿と書けば
分かる人には分かるかも。
姿を現す時いきなり爪で顔を縦書きにバリッ。痛ーいッ!
数百の妖術を操るというふれこみ通り霊魂爆弾を作り上げるなど強大な魔力を持っている。
しかし悪魔くん一行に破れあっさり尻尾を振ろうとした為密かに監視役だったリリスに始末され、その後は不明。
最終話にちゃっかり出ていた事は忘れて下さい。



 
かつてメフィストと対決して負け釜の中に封印されていたが突如蘇った・・・が一瞬で地獄警察に捕まる。
が、とっさに自分を召喚する魔法陣が描いてある魔法書を鈴木少年の家に置いた。
何でも願いが叶う、という怪しすぎる謳い文句にまんまと引っかかった鈴木少年により再び人間界に現れたバラモンは、
さっそく悪行三昧を行うが、例の如く駆けつけた山田真吾と弟メフィストにより再び御用、またもや釜の中に逆戻りしてしまう。
ファウスト博士のような飾り襟やもしゃもしゃのパーマヘア等々未だ解明できない謎が満載なバラモンだが、
最大の謎はなぜ釜(しかも巨大)に封印されていたのか?
なお、バラモンにはブラッガーというバラモンのバッタもんのような容姿の弟がおり、彼もまたメフィストにより釜に封印される。
兄弟揃って釜か・・・。

 
よく二人で一人と数えられる第五使徒。赤ピクシーと青ピクシー双子の子鬼。メフィスト二世のシルクハットの上が定位置。
主な役割は「嘘 これ本当に使うの?」という材料を使って薬を作る事とつまらないダジャレを言う事。
悪魔くんに会う以前は見えない学校近くの崩壊した門(?)を住居としていたが、こうもり猫追跡中の悪魔くん一行と出会い、
そのままなし崩し的に見えない学校に入学、そして十二使徒に。
悪魔祓いの薬草を吹き付けたり、催眠線香で眠らせたりと地味ながら戦闘でも貢献し、またヨナルデの頭痛治療をはじめ、
皆の看護婦(婦?)として重宝される。



 
いつのまにか登場し、象人の鼻で遊んだり悪魔くんにじゃれるのを主な仕事とする。
アニメ版と微妙に姿が違う。

 
気球魔人と共に第33話に登場した賞金稼ぎを生業としている黒悪魔。なぜか関西弁。
気球魔人と共に十二使徒にかけられた懸賞金を狙う。
特に明示されていないが、言葉の端々から気球魔人より立場が下のような気がする。
黒小人チビコーモリこうもり猫をエサに出来るゲテモノ食い(本人談)でもある。
相手に気づかれずに地下から出没出来る為、地雷型の攻撃しか出来ない気球魔人の代わりにあちこちに出向き人質確保、
待ち伏せ等作戦のお膳立てをした。
しかし気球魔人メフィスト二世に向かって発射した毒ガスの前にいい感じに飛び込んでしまい、硬直したまま火口へ消えた。
その際気球魔人は「ドジなやつめ」と吐き捨てたが、絶対気球魔人の方が悪い。

 
第22話から登場したルキフェル直属の四天王の一人。
超あばたでカギ鼻で紫色という物凄い顔色の悪い、悪魔くんに最初に敗退した四天王、と言えばお分かりになるだろうか。
対天空船戦でオシリス王に退けられた後、不本意ながらもベリアルと共にリベンジを計るも四神に逆転負けしてしまう。
初敗北者とはいえ、対天空船戦での圧倒的な強さが記憶に染み付いているのか、
残りの三人より強い印象があるような無いような。

 
現在埋れ木家の居候中の第六使徒。百目一族はすでに滅んでしまったらしいので、最後の百目。
寂しいけれど我慢して使命を果たそうと頑張っている。
百目の魔力は目玉飛ばし→窒息、百目フラッシュ(目くらまし)、意識操作等、なぜか対人間に驚異的威力を発揮するものが
多い。
実際百目がノックアウトしたのは悪魔より人間の方が多いような・・・。
悪魔くんやらアゼザルやら、年上に甘えるのは天下一品。
埋れ木家にもすぐ適応、家族の一員となった。少々ファザコン気味で騙されやすい性格のせいかよく利用され、
悪魔くんが絶体絶命のピンチになる要因の一つとなっていた。
男の子らしいが、将来は父親のような姿になるのだろうか?・・・なるんだろうな。トホホ。



 
最初は「おれ」口調だったが、途中から「〜もん」という口調に変わった。それと同時に埋れ木家に居候。
アニメ版とは又違ったまるっこい姿でかわいい。



 
「〜もん」とは言わず、「おれ」と言い、普通の口調で話す少々ニヒルな性格。
初登場はとんでもない容姿だったが、1コマごとに変貌し、今の形になった。最後は魔女の養子になる。
ノストラダムス版にも登場。こちらは「悪魔」ではなく「妖怪」となっている。
どうもアニメ版のぬいぐるみ然とした容姿と比べて妖怪的な不気味さがブレンドされているような気が・・・。



 
記念すべき実写版初の妖怪。劇中の呼称は百目では無く「ガンマー」。人間の目を奪って体内に埋め込み生きている。
とある山中の村で村人の目を患わせ殺していたが、生き残った村人により百目塚に封印されていた。
しかしなぜか再び蘇り、山田真吾の町に出没し、殺戮を始める。
生死に関わらず人間の目を奪ったり、少女(もちろん可愛い)を誘拐したり、目からビームを発射したり、
首だけになっても大丈夫な底なしの生命力だったりとキングオブ百目と称したいほどの超越ぶりだったが、
メフィストと真吾の前に敗れ去り、数多の目を残して消失。
のったりした動きといい、たぷたぷとした表皮といい、夢に出そうなリアルな造詣は必見もの。
しかし第1話からコレとはチャレンジャーですな東映さん。


 
第20話に登場し、悪魔くん達と知り合ったメフィスト二世を上回る楕円形顔の少年。(関係ない)
崖から落ちた所を通りすがりのセドナに助けられた事があり、それ故海坊主が船を転覆させるという噂でもちきりの中で、
一人海坊主(=セドナ)は悪くない!と主張していた。
大荒れの海にボートで行こうとする少々無鉄砲な面もあるものの、貨物船の船長だった父親を尊敬する親孝行な子供。
そんな優しい心根だからこそ、セドナと心が通じたのかも・・・。
冥界へ旅立つ父を見送った後の母に対する台詞には心底泣けた。ううっ、良い子だ・・。

 
第20話に登場したヒロシの父親。貨物船の船長だったが、三年前遭難し、行方不明になっていた。
しかしグラウコスの作り出した嵐に巻き込まれ、帰らぬ人に。その魂は海底の珊瑚の樹に実として束縛されていた。
セドナに連れられ冥界へ旅立つ際、息子へ敬礼する姿は涙無しには見られない。
しかし生前出航時にも同じように甲板で敬礼をしていたが、船長が甲板に出てていいのだろうかと思わなくもない。
(感動台無し)

 
本名金無貧太。名は体を表す家庭環境だが、本人は努力家でスポーツにあかるいらしく、サッカー選手に選ばれたり
ロードレースに参加したりしている。悪魔くんとは一番の親友で全ての事情を知る唯一の人間で、
以前から悪魔召喚実験に付き合っていた。『悪魔くん』のあだ名をつけたのも彼で、百目に妙に誇らしげに話していた。
悪魔くんと親しいのでしばしば悪魔に狙われるがそれでも最後まで悪魔くんを信じてくれた友情にアツイ良い子なので、
悪魔の誘惑に負けた事があった事は忘れてあげよう。パパ似。



 
悪魔くんの友人で、情報屋と共に召喚実験に立ち会っていた。「ディズニーランドより面白いや」と大胆な意見を言っていた。
誰か彼に命の危険が伴っている事を教えてあげてください。



 
山田真吾の友人。最初は親がいないと言っていたが、後に両親とも登場。
今までの人生で培ってきたであろう生活の知恵を持つ父親を尊敬しているようだ。
ノストラダムス版ではミカエルの魅力の虜となった。
靴にツギがしてある所をみると、貧乏なのは彼の欠く事のできないアイデンティティーのようです。



 
山田真吾の友人。分厚いフチの丸メガネ着用。歴代貧太の中では最も貧乏色が薄い。
山田真吾・情報屋に比べてると少々気が弱くノンビリした性格のようで消極的な意見を口にする事も多いが、
根っこは情報屋と同じくやりたがりのしたがりで率先して事件に首を突っ込み、
溺死・凍死寸前、包帯ぐるぐる巻き等々、高確率で生命の危機に陥る。


 
万年平社員で妻に頭が上がらず、ゴルフクラブも10年使い続けていた。酒がはいると「会社なんて辞めてやるぞォーッ!!」と叫ぶ
典型的サラリーマン。
しかし、息子の為に自転車を修理したり、突如反抗期の訪れた息子が更正すると思わず抱きしめて号泣するなど、
子煩悩な良い父親のようだ。ちなみに寝間着は和服。渋い。



 
金無家の朝食シーンに登場。『お金が落ちてる事もあるから常に下を向いて歩け』と息子に諭していた。
そんな事を堂々と息子に教えるというのも又凄い。

 
息子や夫に耳の痛いお小言を言ったり、息子のウソを一瞬で見抜いたり、さりげなくネックレスをねだったりと、
ごくごく普通の主婦だが、埋れ木家同様金無家の実権を握っている人物。 
魔女に魔法の道具を借りた際も主婦感覚は抜け切れず、大安売りの食料品を手に入れる為に使用していた。
金無一家の一般家庭っぷりがたまらなく好きだ!



 
息子が2・3日前から行方不明となっているのを情報屋母に相談しているのが初登場にして唯一の出番。
でもまさか当の息子が地下2000メートルで発掘作業させられているとは思ってもいなかっただろう。



 
貧太父と共に朝食シーンで登場。そんな下品な事を子供に教えるな、と叱っていた。
家族揃ってツギ当て服なのが少々哀しい。
ノストラダムス版でも最新版同様に突如いなくなった息子の事を相談する為に登場していた。
まさか魔界で魔界の植物に痛めつけられているとは(略)。ちなみにツギ当ては健在でした。

 
見えない学校の校長先生。
ファウスト博士の父・初代ファウスト博士は人間も悪魔も平等に生活できる世界を作り上げるという夢を持っていたが、
300年前世界征服を狙うサタンを呼び出してしまい、相打ちして夢半ばにしてこの世を去った。
その父の夢を受け継ぎ自分が悪魔くんになろうとしたが、自分にその資格がないことを悟り、
悪魔くんを助ける善なる悪魔を育成する為見えない学校を設立。
どこからともなくヨナルデ幽子百目家獣鳥乙女こうもり猫を集め、生徒として教育してきた。
悪魔くんを発見した後は十二使徒、そして悪魔くんの精神的・知識的にバックアップしていく事になる。
自身も悪魔くんを志しただけあってなかなかの魔力を持っており、大地の精霊を操りルキフェルと対決をした事も。
生徒に惜しみない愛情と所により愛の鞭を与える一方、世界平和の為に我が身を省みず戦う「頼れる先生」という言葉が
ピッタリな人なのだから、湯治くらいは多めにみてあげよう。



 
この世を平和な世界にする為優秀な悪魔や人間を見えない学校に集めていた。
メフィスト老と面識があり、再会を喜んでいたが、その直後交渉に対する見解の違いでリアルバウトになりそうになっていた。
最新版のファウスト博士は少々血の気が多いらしい。
実は影で色々しているようで、世界平和の為アフガニスタンまで出張することも。
最終回で初代悪魔くんを自分の命と引き換えに呼び出し「現世は夢となり、夢は現世となる」と言う言葉と、
初代悪魔くんの教えを聞くよう言うと力尽きた。



 
一万年に一人現れる東方の神童を探し求めて400年生き抜いた根性の人。
蛙男に上から岩を落とされたりしたが、それでもどっこい生きていたのはまさしく執念。
だが松下に悪魔を呼び出す方法とソロモンの笛を渡してその使用方法を伝授すると、「現世は夢になり 夢は現世になる」と
言い、笑いながら力尽きる。
その風変わりな死に方は、松下一郎に千年王国建国の決意をより一層固める事になった。


 
この世で唯一悪魔を呼び出した人間らしい。ユダヤの予言にある悪魔くんを探して世界中を彷徨っていた。
気力で300年生きていたが、遂に探し当てた悪魔くん=山田真吾にソロモンの笛を託し、その使用方法を教え、
「現世はゆめとなり ゆめは現世となる!」と言い、笑いながら力尽きる。
山田真吾もその死に深い感銘を与えられ夢の実現へと意欲を燃やす事になった。
その死後、魂はソロモンの笛の中に宿り、たまにメフィストにおしおきをしている。
3シリーズ皆勤賞でソロモンの笛は必ずファウスト博士から貰っている。



 
ぼさぼさの長髪にツギ当ての服、その割に高身長と全身これ怪しい老人に見えるが、
悪魔を呼び出す秘術を身につけ、人間に不幸をもたらす妖怪を倒し人間界に平和をもたらそうとしていた偉大なる人物。
300年生き続けてきたが、そろそろ寿命が尽きかけ自分に代わり妖怪と戦い世界を平和にする事が出来る勇気と才能を持つ少年を
探し世界中を彷徨っていた。
そして日本で後継者となりうる山田真吾を発見、物凄く怪しいリアクションで古井戸に誘い込み、
いきなり土精を呼び出す少々意味不明な出迎えたをした後、真吾に悪魔の呼び出し方とソロモンの笛を授け、世界の平和を願い、
「現世は夢となり、夢は現世となる。」と呟き生涯を終えた。
それにしてもあの土精の意味は今だ謎。
第1話の早いうちに退場してしまったが、その後はオープニングで大活躍(多分)。

(余禄)俳優さんは浜村純さん(浜村淳氏にあらず)。よく特撮ものに出ておられました。


 
第11話に登場。幻の館の少女の恋人で、どう見ても絵描きに見えない豪華な服を着ているが画家らしい。
美男美女でお似合いの二人だったが、彼女に横恋慕する男が少女を魔女だと訴えた為、
自分の目の前で彼女を火あぶりにされてしまう。
死後彼女の肖像画を側に置いておくほど惚れ抜いていたと思われるだけに哀れ。
事件解決後、こうもり猫がフランクの墓の側に少女の肖像画を置いたらしいので安らかに眠って欲しいものです。
(例の再会の時のフランクがサシペレレの変身した姿だと発覚しない事を密かに祈りつつ・・。)

 
第19話から登場したインドの四賢人の召使。一度見たらなかなか忘れられない奇抜なファッションをしている。
悪魔くんの町に何の前触れもなく現れマジックショーを披露。
その後悪魔くんをインドへ強制連行、四賢人の元へ連れていった。所で罪状でいうと児童誘拐。重罪人である。
その後は召使らしく四賢人の傍にひっそりと仕えていたが、悪魔王子バルバドスらに四賢人が封印された際、
視鬼魅に助けを求めにいくという地味ながら重要な役割をした。



 
インドの有名な呪医、というふれこみで日本に来日し、佐藤に寄生したヤモリビトの魂を「手術」で除去する。
インドの首相からの依頼でやって来たなどと言っていたが真っ赤な嘘で、本当は蓬莱島の八仙人の命を受け、
松下が「東洋の神童」かを確かめにきたのだった。
その後、混乱に乗じてソロモンの笛を奪い、八仙人の元へ送り届けるなど密かに暗躍する。
更に貸本版では佐藤に松下を密告するように半強制的に説得する。その時の顔は異様に怖い。
所で「呪医」とは実在する職業なのだろうか・・。



 
名はパコダだが、姿はフランネールと同じ。山田真吾より先にメフィストと契約しようとした謎のインド人。
どうもスキルが足りないようで、1000回失敗し、亡者を呼び出しまくっていた。
しかしその亡者を操って山田真吾からソロモンの笛を奪い、メフィストと契約しようとした。
がめついメフィストが相手なので、自分は「世界金持ち協会」といういかにも胡散臭い同盟がパトロンになっているとアピール、
契約寸前までいったがあっさりバレ、メフィストの魔力 細胞変化でスポンジの塊モドキにされる。
「10年経てば元に戻る」というが、その前に餓死しそう。

 
第2話から登場したメフィスト家に代々伝わる魔法のフロシキ。六芒星の止め具がおしゃれ。
どうみてもMADE IN JAPANな唐草模様だが敵の魔力を跳ね返す力があり、魔獣カーの粘液を弾いたり
生気を吸収されずにすんだりと何度も悪魔くんを助けてくれた非常にありがたいフロシキサマである。
でもね・・・「フロシキ」ですよ、マントじゃないんですよメフィスト二世



 
ファウスト博士曰く、アラビアの空飛ぶじゅうたんの一部が使われている、らしい。これをまとうと飛行が可能し、
空飛ぶメシア・悪魔くんが誕生。



 
ふろしきではないけれど、マントなので。
第1話で空を飛んでいこうとするメフィストに、自分も連れて行くようにさっそく命令をする真吾にメフィストが出したのが
このマント。
それ以後出動する際はたいていこれでひとっ飛び。時間はかかるものの、海外遠征も可能。
メフィストのマントがほつれる事があっても、真吾のマントは何があってもほつれません。
・・・真吾の方が高性能?


 
ルキフェルに忠誠を誓う魔女でこうもり猫の元主人。地下に封じられていたが第21話でルキフェルによって復活した。
ヘドラが封印される前にこうもり猫は上手い事逃げたらしいが、その契約はまだ生きており、こうもり猫はヘドラの命に背けば
ゾンビエキスを飲まなければならない。
悪魔くんワールドにおいて貴重な妖艶美女だがかなりの腹黒で、ゾンビエキスをちらつかせ、
こうもり猫に悪魔くん達を罠にかけるよう強要し、
また自身も黒豹への変身と姿を消す能力を駆使して悪魔くん達を苦しめるが、太陽の光に弱いという弱点を突かれ消滅。

 
ルキフェル配下四天王の一人。爬虫類然とした顔つきに着物風上着、と超個性派揃いの四天王の中で一番地味に見えてしまう。
24話でプルトーを押しのけ功績を積もうとするも、部下の醜い争いにうんざり気味のルキフェルに二人で行くよう
言われてしまう。
中途半端に短い双頭の槍から衝撃派を放って攻撃するも、四神の一撃でハクタクプルトーと仲良く消滅。
初戦で敗退してしまった上に最後まで単体の活躍がなかった唯一の四天王なのでちょっとだけ同情。


 
世紀末大戦版にて日本の首相を影で操る四王子の一人として登場。
アニメ版では上司だったサタンとルシファー(ルキフェル)と同じ地位とかなり出世している。
誰が誰だかは表記なしの為分からないが、とりあえずアニメ版とは違う姿だった事は確か。
しかし何をしたかと聞かれればシェキリロン(蟹)やシェルハビロン(犬)を派遣した以外は暗闇で曰くありげに
密談していただけなので答えに窮してしまう…次の活躍に期待。(世紀末大戦版に続編が出れば、の話だけど)


 
ノストラダムス版で地獄の四天王として登場。登場はよいのだが、ダニエルにヘこまされてあっさり裏切るわ、
たいした活躍を見せないままアロンの杖ride山田真吾に恐れをなして逃げるわで良いとこまるで無し。
せっかくサタン&ルシファー(ルキフェル)と同僚になってるのに…。

 
第17話から登場。魔界を追われ、罪滅ぼしの修行をしていたらしいが、そうそう昔の悪行がぬける訳ではなく、
いつのまにか大林寺魔州の弟子になっていた。
魔州の命により、占い師に化け占いブームを作り上げて悪魔くんの関心を引き、おびき出すという実に回りくどい方法で
命を狙ったが、あっさり返り討ちにあう。
そして悪魔くんにもう一度更正のチャンスを与えられた後は本当に改心し、ファウスト博士の腰ぎんちゃくにジョブチェンジ。
湯もみまでする尽くしっぷりを見せた。
ところで、ベルゼブブ本人より所持アイテムの占い杖の方が強そうに思えるのは何故?



 
千年王国版で松下一郎が呼び出した悪魔で、松下の第五使徒。
たいした魔力は持っていないが、商才と抜け目の無さはズバ抜けており、一度松下から離反しホウキ会社を設立、
巨万の富を築き上げた。
その後唯一の弱点であるソロモンの笛で強制的に仲間に戻らされる。しばらくは大人しくしていたが、
最後の最後で松下の寝首をかいた。
何となくユーモラスな印象があるが、管理人の妻を魔女にしたり、松下父を殺害しようとしたりと凶悪な面も
しっかり持っている。
ちなみにもじゃもじゃ頭に全身毛むくじゃらでどう見ても人間外な容姿だが、山中にいたからこうなった、と
強引な説明でブータン人を名乗っていた。
ブータンの方に失礼じゃ・・・。この説明も凄いが、それで納得する松下父も凄い。


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